マンドリン五重奏団 同志隊 2024.10.12
同志隊は私の顧客が5人で結成するマンドリン&ギターのバンドです。
演奏会場は寝屋川市立アルカスホール。
マンドリンの合奏は初めて聞きましたが、これほどアンサンブルの素晴らしさを表現することには本当に
驚き、感動しました。
4人による伴奏の中、高音で奏でられるソリストのトレモロの音の繊細なこと、マンドリンってこんなに
美しい音色を出すのだと初めて知りました。
特に「パストラル・ファンタジー」はこの曲を聴けただけでも今日来た甲斐があったと思わせる熱演であり、
曲の美しさでした。
藤掛廣幸作曲のこの作品は1975年、第1回マンドリン合奏曲作曲コンクールで1位無しの2位になった
そうですが、こんな素晴らしい曲を1位にしないとは審査員はどんな耳を持っているんだ、と言いたくなる
ような作品です。
添付したYou Tubeは大編成の合奏団ですが、同志隊の5人の演奏は強弱のダイナミックレンジが絶妙
で、ピアニッシモからフォルテへ移行していくで演奏は小編成とは思えないような迫力を醸し出し、聞いて
いて感動のあまり涙がにじんできました。
https://www.youtube.com/watch
そして一番衝撃的だったのがサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」の演奏。
ヴァイオリン曲としても難曲で知られているこの曲を私の顧客である久富氏は最高音の音域で猛烈に
早い旋律の中にピッチカートも混ぜるヴァイオリン演奏をそのまま完璧なまでに弾きこなしたのです。
演奏が終わって万雷の拍手が鳴り響く中、耳の肥えた私の家内は「う~ん・・・」とうなり声を発するくらい
感動に浸ったのでした。
同志隊は同志社大学で知り合った仲間たちで結成されており、皆、アマチュアなのですが、この日の演
奏を聞くとき、プロとアマの違いって何だろうと考えさせるものがありました。
結成してから演奏会を開くのは2回目とか。
次回も是非、聞きに行きたく思っています。
この日の演奏が録音されていてCD化されるのを期待しています。